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映画がつなぐ真逆の2人にときめく「私と彼女のお泊まり映画」

何かを通じて、全然違う価値観の人と笑って過ごせるようになれたなら――それは控えめに言っても幸せ以外の何物でもないはずだ。新潮社のWebコミックサイト「くらげバンチ」で連載中の「私と彼女のお泊まり映画」は、そんな幸せを「これでもか!」と味わえる作…

「魚を飼う」んじゃなくて「水槽をやる」という概念の面白さ!「水槽は経費に入りませんか?」

猫や犬、鳥、は虫類など、動物と暮らす様子を描くマンガはたくさんある。特に自分が馴染みのない生き物の話は、独特の楽しみや苦労がいちいち新鮮。ここ最近で特に目を引いたのは水槽の世界を描いた「水槽は経費に入りませんか?」だ。 本作は、作者が水槽(…

80年代テイストのサウナドラマ「発汗のワンダーランド」

マンガにも色んなジャンルがあるが、最近では一風変わったサウナマンガが熱い。例えば週刊モーニング(講談社)に掲載されたタナカカツキ「マンガ サ道 ~マンガで読むサウナ道~」は、サウナを楽しむためのガイドとして今や金字塔的なポジションだ。 一歩進…

女子高生に幻滅したけど、女子高生になりたくなる「女子高生の無駄づかい」

個性豊かすぎる女子高生が集まるとある女子校を舞台に、彼女たちが全力で青春をドブに捨てる様子を描いた「女子高生の無駄づかい」。KADOKAWAのWebマンガサイト・コミックNewtypeで連載中の本作を読めば、あなたの中の女子高生像はガラリと音を立てて崩れる…

過去に戻ってもオタ充!前向き過ぎる主人公に惹かれる「タイムスリップオタガール」

今、どんな少年マンガの主人公よりも、ブレなくて、ポジティブで、カッコいい女の子がいる。「タイムスリップオタガール」のはとこだ。 タイムスリップオタガール - 無料で使えるWebマンガ更新チェッカー ピンガ トラックにはねられ、どういうわけか17年前に…

こんな青春に誰がした!? 極限の女人禁制マンガ「露出狂」

サッカー、バレーボール、野球、バスケットボール、テニス……。チームで汗と涙を流すスポーツものは、数々の人気少年マンガの題材となり、少年だけでなく女子、そして腐女子たちの心をつかんできました。 チームメイトと切磋琢磨していく様子や、ライバルとの…

姿の見えない会話を続ける「マヤさんの夜ふかし」で気付いた“別世界への門”の存在

外はしんと静かで夜が深まってひとり。でも誰かと話したい時もある。そんな時、お喋りに付き合ってくれる友達はとても貴重なものだ。 自称・魔女のマヤさんはマンガ家を目指す豆山と夜な夜な音声チャットでだべっている。カップラーメンの誘惑、癒しグッズの…

エッチな気持ちも心の弱さも丸視え、コミュ障テレパス女子の友情物語「妄想テレパシー」

人の心が視えたらいいなという時ってありますよね? 星海社のツイ4で連載されているWebマンガ「妄想テレパシー」には、超能力者で他人の心の声が視える女の子・中野さんが出てきます。基本的に周囲の人々が考えていることは自然とわかってしまうのですが、自…

「わかりあえなさ」が2人の愛を盛り上げる! 都会男と田舎男がおりなす「トーキョーボーイミーツカントリー」

「男だとか女だとか関係ない。お前だから好きになったんだ!」──一般的には恋愛が成り立つとされてこなかった「男同士」の関係にフォーカスし、ハードルを越えて盛り上がる恋愛関係を、情熱的に発展させてきたボーイズラブの世界。 こう書くと、「同性愛は、…

ムー的オカルトネタの大パノラマ!超スケールすぎる怪作「宇宙人との青春ラブコメは成立するのか?」

「話は聞かせてもらった! 人類は絶滅する!」「な、なんだってー!」などのセリフやアスキーアートは、ネットをしていれば一度は見たことがあるはず。元ネタは週刊マガジンで連載されていた「MMR マガジンミステリー調査班」というマンガ。UFOや超能力や宇…

“好き”という気持ちの延長にある経血フェチ「三十路とレディ」

人よりヘヴィな生理に悩む女子高生・レディこと椿井硝華と、三十路のイケメン養護教諭・喜多川理雄先生の保健室での隠れたふれあいを描いた本作。2人は教師と生徒、さらに理雄先生は女子の生理が大好きというだいぶ尖った性癖をお持ちだ。そうなってくると“…

「塩対応の塩田くん」冷淡男子のギャップ萌えコメディ?いいえ、明日使える塩知識マンガです

ギャップは萌えの定番であり、必殺技だ。もはや思考に刷り込まれすぎてしまっており、ツンツンした女の子を見れば赤面する姿が、クールな男子を見れば突然の情熱的な愛の言葉が、不良を見れば雨に濡れる捨て猫が反射的に頭に浮かぶくらいになっている。それ…

飲食だけじゃない“空間”の魅力たっぷりの喫茶店マンガ「木崎少年のほろにが喫茶巡礼」

「早く到着しすぎた、どこかで珈琲を飲みながら時間を潰そう」。 こういうとき、忙しさもあってついついチェーン店に入りサクッと済ませてしまうことが多い。珈琲を飲むというより、黒い液体を流し込んでいる感覚だ。本当ならもう少し早めに家を出て、ゆっく…

友達の秘密……どこまで聞いてOK? 車も片手で押せる怪力少女との友情描く「スペシャル」

リイド社のWebサイト「トーチ」で連載されている「スぺシャル」は、転校生の女子・葉野さんがひと癖あるクラスメイトに囲まれて過ごす普通じゃない日常コメディ。めちゃくちゃ金持ちで学校に炊飯器やら洗濯機やら持ち込む人、ずっと豆を食べている男子、その…

産む予定がなくても楽しめる!新感覚「妊婦」マンガ「出産の仕方がわからない!」

Webマンガのなかでも根強い人気を誇るのが「実録コミックエッセイ」。20kgダイエットした人の話からネット婚活した人の話まで、異世界で冒険するようなスリリングさはないものの、「気にはなっているけれど、まだ体験していないこと」を手軽に楽しめるという…

兄妹の極上ニート生活も、周りの優しい人々のおかげ「働かないふたり」

新潮社のWebマンガサイト・くらげバンチで連載中の「働かないふたり」。いい歳こいて無職の兄妹・石井守と春子の日常も気付けば単行本7巻。いやー、この2人、まったく働くそぶりを見せませんね。 働かないふたり - ピンガ 眠りたいときに眠り、食べたいとき…

「フランスはとにっき」海外生活の優雅なイメージ覆す、電波少年みたいな海外エッセイ

海外在住の作家さんや海外からやってきた作家さんが増えてきたからか、海外での生活や外国から見た日本を描くマンガが最近多くなってきています。この年齢まで海外に行ったことのない私なんかは特に「海外ってそうなんだ」「日本のこういうところって海外か…

本当に“Webでウケるマンガ”はこれだ!? 読者の後ろ暗い欲望を満たす「漫画ルポ中年童貞」

いきなりの私事で恐縮だが、時間があるとついつい2ちゃんねるやまとめサイトを周って、キチママやこじらせてしまった変態など、日常ではそうそう出会わない(出会いたくない)ぶっ飛んだ人のイタい話を読んでしまう。このように、インターネットは公言するの…

マッチョさよりも彼女たちのカッコよすぎる生き方に惚れる「女の友情と筋肉」

筋骨隆々な3人の主人公、イオリ、ユイ、マユの姿を見て、“女性なのにマッチョ”というインパクトだけが「女の友情と筋肉」の面白さだと思っている方も多いのでは。たしかにそのギャップが生み出す衝撃は凄まじいものがある。しかしそれ以上に魅力的なのは、恋…

本編のあとにやってくるタイトル芸が光る4コマ「ベルリンは鐘」

4コママンガといったら、まずタイトルがあってそのあと4コマが始まるという形がオーソドックスです。でも、そのタイトルが実はくせ者。内容に関わるものだけに、最初からオチが読めてしまう場合もあります。私の場合は、4コマ本編のあとにタイトルを確認する…

“最後の晩餐”が死への恐怖を和らげる「おあとがよろしいようで」

いつか死ぬ。私たち人間は、生まれてきてしまったからにはこの運命から逃れられません。死ぬのって……怖いですよね。オカヤイヅミさんが描く「おあとがよろしいようで」は、死ぬことが何よりも怖いというオカヤさんが、その恐怖を和らげるために大好きな食べ…

「すこしふしぎ」+「かわいい女の子」=「空想少女」

Champion タップ!で不定期連載中の、さと「空想少女」は、少し不思議な日常を描いたオムニバス。そのタイトル通り、女の子を中心とした物語ばかりが描かれている。 空想少女 - ピンガ ここでは現在発売中の1巻に収録されているストーリーをいくつか紹介して…

【PinとくるWebマンガレビュー】 君は佐々木さんを知っているか?阿部共実が放つ最新作「死に日々」のヒロインについて

「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」という当てつけのような長いタイトルの本作。「ちーちゃんはちょっと足りない」で「このマンガがすごい!2015」オンナ編1位に輝いた阿部共実が、2013年からWeb…

【PinとくるWebマンガレビュー】お仕事マンガとしても少女マンガとしても楽しめる!「彼女のいる彼氏」

自分が働くようになって、マンガの登場キャラが働く描写をシビアに見るようになってしまいました。「こんなポンポン早退できるの?」「仕事の悩みがなさすぎなのでは?」「こんな毎回毎回報われるわけない……」と、少しでもリアリティがないマンガに出会うと…

【PinとくるWebマンガレビュー】チョコ好きなあまり、驚きの食べ方を……!? ベテラン作家・いくえみ綾のごはんマンガ「おいしいかもしれない」

「きのこの山」か「たけのこの里」か……。決着のつかない論争を、私たちはいつまで続けるのでしょうか。正直もう耳にタコっていうかどっちでもええわという人も多いと思いますが、このバトルがいつまでたっても論客を増やしつづけるのは、それだけ人はみな譲…

【PinとくるWebマンガレビュー】 天才? 狂人…? 独自路線を進む個人サイト「so」の行方は?

マンガには、出版社からリリースされる商業作品とインディペンデントな個人作品の2種類が存在する。多くの人間が制作に携わる商業作品に比べ個人作品は自由度が高く、尖った内容のものも多く見られる。Webでも個人サイトで発表される作品は商業サイトのマン…

【PinとくるWebマンガレビュー】地図を見るのではなく「読み」解くミステリー「ジグソークーソー」

皆さんは地図を「読む」ことってありますか。僕は最近まで地図は読むんじゃなくて「見る」ものだろうと思っていたのですが、そんな考えを少し変えてくれる作品に出会ったのでご紹介します。デンシバーズで連載されている高舛ナヲキさんの「ジグソークーソー…

【PinとくるWebマンガレビュー】「メガネをとったらイケメン」にはならない!現実に生きる男子へのファッション指南マンガ「服を着るならこんなふうに」

ファッションにはセンスのあるなしが重要だと思われがちだが、センスのない人でもオシャレを諦める必要はない。知識と経験さえ積めば、その差は縮められるのだ。縞野やえがコミックNewtypeにて連載中の「服を着るならこんなふうに」がそれを教えてくれる。 …

【PinとくるWebマンガレビュー】美しさと滑稽さの交じり合う、まさにSMのようなマンガ「アフター5の女王たち」

マンガを読みたくなるきっかけにはいろいろあると思うが、個人的には「職業マンガ」に弱い。そこで扱われているのが普段接することのない職業ならなおさら気になってしまう。そういう意味ではこの「アフター5の女王たち」には食いつかざるを得ない。何せ作品…

【PinとくるWebマンガレビュー】ツッコミどころしかない!読者巻き込み型野球マンガ「デッド・オア・ストライク」

数ある野球マンガのなかでも荒唐無稽さでは群を抜く、活きのいい1作をご紹介します。西森生さんの「デッド・オア・ストライク」。読んでいるだけで、心地いい疲れを感じる作品です。 デッド・オア・ストライク - ピンガ このマンガの舞台は野球のエリート高…

【PinとくるWebマンガレビュー】試したくなる丼料理と素朴な男女の掛け合いが楽しい「どんぶり委員長」

「孤独のグルメ」のロングヒットに端を発する、グルメ・料理マンガの氾濫はとどまることを知らないようだ。「ダンジョン飯」が「このマンガがすごい!」最新ランキングで1位を獲得した2016年現在も、次から次へと新たな食マンガが生まれている。正直別に食べ…