エッチな気持ちも心の弱さも丸視え、コミュ障テレパス女子の友情物語「妄想テレパシー」

人の心が視えたらいいなという時ってありますよね? 星海社のツイ4で連載されているWebマンガ「妄想テレパシー」には、超能力者で他人の心の声が視える女の子・中野さんが出てきます。基本的に周囲の人々が考えていることは自然とわかってしまうのですが、自分に関するものはどうでもいい心の声よりも率先して視えてしまうようです。

f:id:pinga_comic:20160818194207j:plain
他人の心の声が自然と視えてしまう「妄想テレパシー」の主人公・中野さん。

主人公・中野さんのクラスには、戸田くんという女子に人気の男の子がいます。実は戸田くんは中野さんのことが好きなのですが、心の声が視えてしまう中野さんには気持ちが筒抜け。しかも年ごろの戸田くんは、中野さんを大好きなあまりエッチな妄想をしてばかり。もしクラスの子が自分を相手にエッチな事を考えていたら、とても気になってしまいますよね。

f:id:pinga_comic:20160818194424j:plain
「妄想テレパシー」では現実はモノクロ、心の声はカラーで表現されている。

最初はただのクラスメイトだった戸田くんと中野さんですが、2人は学級委員になり次第に関わるようになっていきます。ある日2人は修学旅行のアンケートを集めなければいけなくなるのですが、中野さんは声が小さいのでクラスの人から用紙を上手に集められません。それを戸田くんが気が付き、手伝ってくれます。しかし助けてもらったにも関わらず中野さんは「ありがとう」を言えず、戸田くんの友達に心の中で「アンタさぁ…まともにありがとうも言えないの?」と言われてしまいます。

f:id:pinga_comic:20160818194627j:plain
勇気を出して「ありがとう」と自分の気持ちを伝える中野さん。

自分は「まともにありがとうも言えない人間なんだ」と、一瞬落ち込む中野さん。しかし「ちゃんと言わなきゃ」と思い直し、戸田くんのもとへと走ります。テレパシーのおかげで最初は落ち込んだけれども、同時にテレパシーのおかげで自分のダメさに気がつき、戸田くんに「ありがとう」を言うことができたんです。私は心が視えたら便利そうなんて気軽に思っていたけれど、人に気持ちを伝えるためには勇気を出して行動しないといけないんだと思い知りました。

内気で上手に気持ちを伝えられない彼女のことは思わず「がんばれ、がんばれ中野さん!」と励ましてしまうし、中野さんに大好きな気持ちを伝えられず妄想ばかりしている戸田くんのことも気になります。少しエッチで、出てくる皆を応援したくなる心温まる作品です。

(文/なほるる)