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マンガソムリエ高杉真宙の「友だち ほしすぎ まひろ」特別編 みんなに伝えたいマンガの魅力 後編

特集

マンガソムリエ高杉真宙の「友だち ほしすぎ まひろ」特別編 みんなに伝えたいマンガの魅力 後編

マンガ・アニメ好きを公言している俳優・高杉真宙さんが、毎回Webマンガの中から「友達になりたい!」と思うキャラクターについて語るコラム「友だち ほしすぎ まひろ」。全6回の連載が終了しましたが、10月からは「友だち ほしすぎ まひろ~友よ永遠に~」と名を改め再開します。

連載再開を前に、Pingaでは高杉さんにインタビューを実施。後編ではマンガにハマったきっかけから、共演者にマンガを勧める際のエピソードも披露してもらいました。また成人を迎えた高杉さんに“友達になりたいキャラクター”ならぬ“一緒にお酒を飲みたいキャラクター”についても聞いてみました。

取材・文 / 熊瀬哲子 撮影 / 佐藤友昭
スタイリスト / 石橋修一 ヘアメイク / 堤紗也香

マンガやライトノベルにハマったのは深夜アニメがきっかけ

──そもそも高杉さんがそんなにマンガを好きになったきっかけってなんだったんですか?

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高杉真宙

小学生のときから普通に読んではいたんですけど、今のようにハマりはじめたのは上京してからなんです。僕の実家って、弟が2人いるというのもあって、ケーブルテレビのアニメチャンネルばかり流している家庭だったんですよ。だからドラマとかバラエティ番組はほとんど観たことがなくって。

──そうなんですね。

中学2年生のときにスカウトされて福岡から上京してきたんですけど、こっちに来てからはケーブルテレビがなかったので「アニメが観られない!」って焦ったんです。

──ははは(笑)。

そんなときにたまたま夜中まで起きていたら、深夜アニメが放送されていて。深夜って毎日何かしらアニメがやってるじゃないですか。ちょうど人から録画機器をもらった時期だったので、毎日深夜アニメを録画するようになって。そこからアニメには原作がある作品も多いんだ、ということを知ったんです。そのうちに「原作も読んでみたいな」と思って、マンガやライトノベルに走るようになりました。

──きっかけはアニメだったんですね。

「ひぐらしのなく頃に」に衝撃を受けたんですよ。それ以来アニメやマンガにガッツリとハマっていきましたね。

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人にマンガを貸して、本が汚れていても平気

──高杉さんは共演者の方々にも、好きなマンガをオススメすることがあるとお聞きしました。

舞台「闇狩人」のときは、「ボールルームへようこそ」をみんなに勧めてました。

──そこでも「ボールルームへようこそ」が。

そうなんですよ。休憩中に「『ボールルーム』面白いですよ」って話をしていて、お試しで皆さんに1巻を貸したりしていたんです。で、「ボールルーム」にハマれなかった人には「累 ―かさね―」をオススメしました。

──「ボールルーム」がダメなら「累 ―かさね―」でどうだ、と(笑)。

皆さんどちらかにはハマってくれましたね。王道な作品とダークな作品、全然違うジャンルなんですけど、僕はどっちも好きなマンガで。どちらかは好きになってもらえるかなと思って選んでみました。荒井敦史さんは、「ボールルーム」をオススメしたその日に全巻買ってくださったんですよ。

──すごい! それはオススメした甲斐がありましたね。

めっちゃうれしかったです(笑)。

──いつもどうやってオススメしているんですか?

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高杉真宙

結構、周りの方に「面白いマンガない?」って聞かれることが多いんです。

──やっぱり皆さん、高杉さんがマンガ好きって知っているから。

「これ面白いですよ」「じゃあ今度、1巻だけ持ってきますね」って話をして。僕、「ボールルーム」は家に2巻ずつあるんですよ。

──そうなんですか!(笑) 自分用と貸出用ってことですか?

はい。「ボールルーム」は「こんなに面白いマンガがあるんだよ」ってみんなに勧めたいので。

──いろんな人に貸すことで、大切なマンガが汚れてしまう心配はないですか?

僕、汚れても折れても気にならないんですよ。多少曲がって戻ってきたとしても、それでその作品を好きになってくれるほうがうれしいんです。

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ファンとして、役者として、実写化への複雑な思い

──最近ですと「闇狩人」や映画「PとJK」など、マンガ原作の作品に出演される機会も多いと思います。それだけマンガ好きな高杉さんは、どういった気持ちで実写作品に挑まれているのか気になります。

もう、緊張です! やっぱりわかるんです。「実写化するのか」っていう原作ファンの方の気持ちとか、「実写化するならこういう人がいい」って理想があることとか。役をいただけることは本当にうれしいんですけど……やっぱり、最初は緊張と不安のほうが大きいですね。

──好きなマンガを読みながら「この作品が実写化されたら出てみたい」と思うこともありますか?

それも難しいんですよ、すごく!(笑)

──(笑)。

「PとJK」も以前から読んでいた作品だったので、ファンとしては「好きな作品のキャラクターを演じるのが、僕でいいのか?」と思うんです。でも役者としては、チャンスをもらえるならやりたい、誰かに役を取られるくらいなら、自分が全力でそのキャラクターに近づきたいって思いますし。……複雑ですね(笑)。けど、役をいただいたからにはファンの方がガッカリしないように、できるだけのことをしたいと思っています。

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キャラクターの年齢を追い越していたことにショック

──ところで高杉さんは7月に成人を迎えられたんですよね。

……ビックリしたんですけど、僕、いつの間にか読んでるマンガのキャラクターの年齢を追い越しちゃってたんですよ。気付いたときはショックでした(笑)。前までは同い年で、一緒に成長している感覚があったんですけど……。

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九井諒子「ダンジョン飯」1巻

──確かに。長く続いている作品だと、気付いたら自分が年上になってることってありますよね。20歳になって、もうお酒は飲みましたか?

飲みました。僕、すぐに赤くなっちゃって。弱いことに気が付きました(笑)。

──いつもはコラムで「友達になりたいマンガのキャラクター」を探してもらっていますが、20歳になったタイミングということで、「一緒にお酒を飲みたいキャラクター」についてもお聞きしたいと思います。

そうですね……。同世代だと思っていたキャラクターたちは、僕が追い越してしまった結果、まだ成人していないので(笑)、悩みますね。

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大高忍「マギ」4巻 ©大高 忍/小学館

──いろいろシチュエーションがあると思いますが、1対1で飲むのと、みんなでワイワイ飲むのと、どちらがいいですか?

みんなでワイワイがいいですね。あ、「ダンジョン飯」のキャラクターたちと一緒にワイワイ飲みたいです! 魔物をおつまみにしながら。

──いいですね! 楽しそうです。

あとは「マギ」のキャラクター。シンドバッドたちと、「宴だー!」って盛り上がりたいです!

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10月から始まるコラム「友だち ほしすぎ まひろ~友よ永遠に~」もお楽しみに!

衣装協力

カーディガン:¥18,000(シェラック/シェラック プレスルーム)
カットソー:¥8,000(ナンバーナイン)
パンツ:¥18,000(エヌエヌ バイ ナンバーナイン/ナンバーナイン)
その他スタイリスト私物

(問い合わせ先)
シェラックプレスルーム:03-6417-9318
ナンバーナイン:03-6416-3503

プロフィール

高杉真宙(タカスギマヒロ)
高杉真宙

1996年7月4日生まれ。福岡県出身、A型。主な出演作はドラマ「仮面ライダー鎧武」「明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~」、映画「渇き。」など。「ファブリーズ」のCMなどでもおなじみ。主演映画「ぼんとリンちゃん」では第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した。2017年には、3月に公開される「PとJK」のほか、「トリガール!」「想影」など、6本の映画への出演が決定している。