漫読家・東方力丸、Webマンガを叫ぶ~「キン肉マン」編~

皆さんは、漫読家・東方力丸を知っているだろうか。休日に下北沢駅と井の頭公園を中心に活動している彼は、“漫”画を朗“読”してお客さんに聞かせる路上パフォーマーだ。

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彼の噂を聞きつけ、Pinga編集部員が炎天下の井の頭公園を訪ねると、迫力ある声で「北斗の拳」を読み聞かせる彼・東方力丸の姿が! 周囲から人がいなくなるのを見計らい、彼に話を伺った。そして、ゆでたまご「キン肉マン」を読んでもらうことに――。

漫読家・東方力丸を形成するのは「ぼくんち」?

――すごく臨場感のある漫読でした! 始めたのはいつ頃ですか?

最初は声優になるための練習として当時住んでいた茅ヶ崎駅付近で始めたのですが、それが20年くらい前ですね。その後、10年くらいに前に「井の頭公園は大道芸人が多い」と聞いて、腕試しとしてこちらに通い始めました。

――普段はどれくらいの人数を相手に読まれているんでしょう?

多い時で40~50人でしょうか。過去には、お客さんがどんどん増えて、100人に聞いてもらうようなこともありましたね。

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――読むのが苦手なジャンルはありますか?

基本的には、自分が持っている単行本からリクエストしてもらう形式のため、ありません。どれも読み込んでいますから。ただ、たまにお客さんが持ってきたマンガを読む場合は、女性キャラクターがたくさん登場する作品だと少し厳しい(笑)。自分は男なのでどうしても……プロの声優さんでも、兼役は4人が限度と聞きますし。

――漫読とは関係なく、東方さんが好きなマンガは?

まず、西原理恵子先生の「ぼくんち」です。作中イチの不良・こういちくんが出てくるような荒っぽい話とか、虐待されているさおりちゃんと父ちゃんの話とかいいですよね。人生で一番影響を受けたと思います。最近だと、記伊孝先生の「アニウッド大通り」とか。有名どころで話すと、原哲夫先生の「北斗の拳」や曽田正人先生の「昴」は大好きです。「昴」のボレロをやっているシーンなんて、もう、あれ以上のものはマンガに求められないんじゃないかと思うくらいで。

Webマンガの漫読もいいかも(東方)

――実は今伺っている話がWebマンガ専門サイトのピンガに掲載される予定でして、よければ何か読んでいただきたいのですが……週プレNEWSで連載されている「キン肉マン」はいかがでしょう?

いいですよ。自分も普段から読んでいますし。ゆでたまご先生に申し訳ないことにならないよう、がんばります。

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――やり終えていかがですか。

Webマンガの漫読は初めてでしたけど、意外とできますね。単行本の持ち歩きの手間を考えたら、タブレットもいいかも……。

――ただ機械なので雨には弱いかもしれません。

でも、紙の単行本も日焼けしたりカビたりしますから。考えてみたら、自分も結構Webマンガを読んでいるんですよ。電子書籍ですけど、めちゃコミとか。僕の部屋は汚いので、やはりかさばらないのがいいですね。それこそピンガを利用して(笑)、今後もWebマンガを読んでいきます!

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「今後も漫読でマンガの魅力を伝えていけるよう、自分を磨いていきたい」と意気込む東方さん。彼の最新の活動状況は、Twitter(@touhourikimaru)で知ることができる。Webマンガでの漫読も気に入った様子だけに、いずれは現場でタブレットを片手に朗読している姿が見られるかも……?